阪神・井坪 思い出の神宮で打つ 甲子園の夢絶たれた地「負けた場所なんで」悔しさ晴らす
慣れ親しんだ地で輝きを放つ。阪神の井坪陽生外野手(20)が21日、22日からの神宮・ヤクルト3連戦へ闘志を燃やした。関東第一高時代にプレーすることの多かった球場で、快音を響かせる。
井坪にとって、神宮は思い出深い球場だ。高校3年の夏、4試合を戦い2本のホームランを放った。一方で甲子園への夢を絶たれた苦い記憶もある。「負けた場所なんで。そっち(イメージ)の方が強いです」。プロに入り3年目。悔しさを晴らす機会がやってきた。
この日は、SGLスタジアムでシート打撃に参加。大竹から2本、安打性の当たりを放つなど、鋭いスイングを見せた。「今日はいい感じでした。フォームを小谷野コーチと変えたりして、しっくりきているので、続けていこうかなと思います」と納得の内容だった。
19日・中日戦(京セラ)で、プロ初打席初ヒットを放った。3年前にドラフトで指名された時より、多くの連絡がきたというが、止めたバットに当たるラッキーな内野安打だったため「まだクリーンヒットを打てていない」と本人も苦笑い。両親も友人も観戦予定だという東京での3連戦。次こそは会心の一打を放つ。
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