阪神・井坪は現状維持 岡田監督からの期待は「自分の耳にも入っているので」 独特な打撃フォームで飛躍を誓う
阪神の井坪陽生外野手(18)が14日、高知県内のチーム宿舎で契約更改交渉に臨み、現状維持の600万円でサイン(金額は推定)。「自分が足りないところを伝えて、来年も期待してくれる。体力面も技術面もトータルでまだ足りていないので、そこはしっかり伝えました」と話した。
関東第一から2022年度ドラフト3位で入団し、高卒1年目の今季はウエスタンでは93試合に出場した。
上体をかがめ、グリップエンドを高い位置に置いて始動する独特の打撃フォームで、一時はウエスタン首位打者に躍り出るなど順調な滑り出しを見せた。だが、打率・248、3本塁打、34打点。1軍デビューは果たせなかった。
「序盤、自分が思う以上の成績を残せて。夏場、体力面で成績が下がっていったので。秋と春のキャンプでしっかり体力づくりをして、来年は1年通していい成績を残せるようにやりたいなと思います」と2年目の来季に経験を生かすことを誓った。
13日に打撃フォームをチェックした岡田監督は「極端に直されへんわな。あんだけ極端なんだから。触るとか、ちょっとなあ。怖いよ、逆にな。ある程度、最初良かったからな。まあ、もうちょっと見なあかんわ。やっぱり打ち方が独特やからなあ」と今後も成長を見守る考えを示した。
井坪は「(監督から)期待していただいているのは、自分の耳にも入っているので」。独自のフォームで飛躍を目指す。
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