阪神・大竹 ついに鯉に負けた 9連勝マツダで今季ワースト7失点KO「次は勝つ!」不敗神話崩壊も悲観せず
「広島9-2阪神」(12日、マツダスタジアム)
雨上がりの夜に鯉キラーの不敗神話が崩壊した。阪神・大竹が11日の雨天中止を受けてのスライド登板で、お得意さま相手に精彩を欠いた。今季ワースト7失点で、今季最短4回0/3KO。自己最長タイだった連勝は「6」でストップし、23年5月から続けてきたマツダスタジアムでの連勝も「9」で止まった。
「ああだこうだ言うより、完全に力が足りないから打たれただけ。悲観はする必要はないと思いますし、しっかり次勝てるように」。完敗を認めても、心が折れることはなかった。
広島戦は今季4戦4勝、防御率0・99と抜群の相性を誇っていた。床田とは今季4度目のマッチアップとなったが、ここまで3戦全勝。好データがそろう中、思わぬ落とし穴が待っていた。
カープ打線は投手以外の野手8人のうち、右打者を7人並べた。対策を講じられたが、初回を三者凡退で滑り出すと、二回は2死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けた。相性健在と思いきや、2点リードをもらった直後の三回に様相が一変した。
単打2本で2死一、二塁。踏ん張りどころで末包に三遊間を破られて、まず1点を返された。モンテロには2球目のチェンジアップを捉えられたが、左翼ポールのギリギリ外を通過する大ファウルに。胸をなで下ろしたのもつかの間、続けたチェンジアップを左翼スタンド最前列に放り込まれ、逆転3ランとなった。
悪夢は終わらない。五回にも無死一、二塁から小園に右適時打。歯止めが利かず末包に2点適時二塁打を浴びると、交代が告げられた。「すごく気持ち良くスイングされていた」と感じながら、ベンチへ下がった。
通算13勝1敗だった広島に食らわされた、手痛い返り討ち。「こんだけ勝ってきているんで、それは相手も僕が勝っている分だけ、悔しい思いをしている。僕が悔しい思いをしたんで、次は勝てるようにやっていくだけ」。黒星から目を背けない。敗因を分析して、必ずリベンジを果たす。
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