【井川慶氏の眼】阪神・新外国人ハートウィグは球の勢いがしっかりある スイーパーはいい曲がりで右打者だけでなく左打者にも有効
「ウエスタン、阪神8-8オリックス」(3日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
阪神の新助っ人グラント・ハートウィグ投手(27)=前メッツ傘下3Aシラキュース=がウエスタン・オリックス戦で来日初登板し、1回を3者連続三振に封じる圧巻の投球を披露した。サイドから繰り出す最速153キロのツーシームは威力満点で、2年ぶりのリーグ優勝に向け、強力中継ぎ陣に頼もしいピースが加わる。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「球の勢いがしっかりある。スイーパーはいい曲がりで左打者にも有効」と指摘した。
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ハートウィグ投手ですが、まず球の勢いがしっかりありますし、ツーシームもある程度コントロールできていました。変化球に関しては、スイーパーがいい曲がりをしていましたね。右打者の外角だけでなく、1死から左打ちの杉沢選手の内角に投じて空振り三振を奪ったように、しっかりと投げられれば、左打者にも有効です。
対左打者ということでは、最後の野口選手を空振り三振に仕留めたのが、外角に沈むようなボールでチェンジアップかなと思いますが、これもいいですね。右の横手投げで左打者から見えやすい投げ方ですが、内と外を攻められるボールがあるのは大きいと思います。
今年は3Aで投げていたということで、3Aのボールは日本に近いのでそこの適応もそれほど心配ないかなと。1軍投手陣の層をさらに厚くできる存在だと思いますし、今後が楽しみです。
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