阪神・坂本 投手陣に感謝「本当に頑張ってくれた」6人の投手好リード

 「巨人1-2阪神」(20日、東京ドーム)

 27個のアウトを導いたにもかかわらず、阪神・坂本誠志郎捕手は投手陣に感謝した。「本当に投手陣が頑張ってくれて、おかげさまで何とか勝てたかな」。この思いはお互いさまだろう。女房役として6人の投手をリード。坂本の貢献なくして、1点差の勝利はなかった。

 三回1死満塁で先発のデュプランティエが増田陸に2ボールとした。ここで、坂本はマウンドに向かった。「ゾーンの中でいこう」。球場の異様な雰囲気を察知し、心を落ち着かせるためでもあった。結局、4番を右飛に抑え、荒巻を空振り三振。「いつもの調子じゃなくても粘れた」と助っ人右腕をたたえた。

 ブルペン陣の奮闘にも賛辞を惜しまない。「ビハインドとか、同点の時に投げる投手がゲームを締めてくれる。チームにとって大きな戦力」。勝利の方程式の3人だけでなく、湯浅やネルソン、木下の名前も挙げた。投手陣が信頼して投げ込めるのも、坂本のおかげだ。

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