「ＤｅＮＡ０－３阪神」（５日、横浜スタジアム）

　今季５勝目を狙う阪神・デュプランティエが、ＤｅＮＡ・バウアーを抜いてリーグ奪三振トップに浮上した。

　初回、先頭の桑原、度会を連続三振。二回にも１死から売り出し中の井上を空振り三振。三回１死から石上に初安打を許したが、２死後に素早いけん制でアウトにするなど、快調にアウトを積み上げていった。

　四回には先頭の桑原に左翼線二塁打を許したが、次打者・度会の送りバントを捕手・坂本が素早く拾い上げて三塁に送球。挟殺プレーでアウトにすると、２死三塁から牧を落差の大きいカーブで空振り三振。今季通算奪三振数を９０とし、トップのバウアーに３差に迫った。

　六回１死からは代打の筒香を空振り三振に仕留めると、続く桑原もカーブで空振り三振とした。八回２死からは石上を直球で空振り三振に仕留め、バウアーに並ぶ９３奪三振とした。そして九回１死一塁から、度会を空振り三振に仕留めて９４奪三振とし、リーグトップに躍り出た。さらに佐野もカーブで空振り三振に仕留めて今季２度目の完封勝利で５勝目。９三振を全て空振りで奪うおまけもついた。