阪神・桐敷 大竹アクシデント救った!3者三振の快投「自分の仕事できたかな」 ご褒美は「おいしいお肉で」

 「阪神3-0ソフトバンク」(21日、甲子園球場)

 ブルペンの電話が急に鳴った。阪神・桐敷はすぐにグラブをはめ、急ピッチで肩を作り始める。大竹のアクシデントを救うためにマウンドへ。投球練習はゆっくりと時間をかけて、頭と心も整えた。六回無死走者なし、2ボールからの出番。坂本の助言通りに自信のある球を投げ込んだ。

 川瀬には1球もボールを投げずに、最後はスライダーで空振り三振。野村、佐藤直は直球でバットに空を切らせ、3者連続三振で“窮地”を乗り越えた。「緊急降板で流れが変わったりもある。流れを行かせなかったのは自分の仕事ができたのかなと思います」。文句なしのヒーローでお立ち台にも上がった。

 無数のフラッシュを浴びながら、大竹には感謝を伝えられた。ご褒美の贈呈も決まり、「おいしいお肉で」と要望。大竹の故郷・熊本のお肉をもらうことになった。昨年はAmazonのギフト券をゲット。大竹からの返礼品が増えていく。

 20日は誕生日だった。26歳での初登板。「また今日からスタート」と好発進だ。先週は2試合の登板で計7失点。「さすがに落ち込みましたけど…」。でも登板機会は来る。「引きずっててもしゃあない。切り替えることはできた」と迷いなく腕を振った。

 藤川監督も「経験が一番豊富なのは岩崎か桐敷」と絶賛してくれた。虎のブルペンに欠かせない存在。やっぱり頼りになる。ヒーローがもらえるトラッキーのぬいぐるみは「家に保管しときます」と優しい笑顔。またゼロを刻むための準備を始める。

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