阪神・西勇 実戦復帰3回6失点に悔しさも「痛みなく投げられたのが大きい」

 「ウエスタン、阪神0-8オリックス」(15日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 長いトンネルからようやく抜け出した。右膝内側側副靱帯(じんたい)の変性からの復帰を目指す阪神・西勇が、復帰後初先発。3回8安打6失点に「決めきる球も、その過程の球も何一つ納得できていない」と悔しい表情を見せたが、先発復帰を前向きに受け止めた。

 初回に、1死二、三塁から内藤に左前適時打を浴びるなど計5失点。二回は1失点で、三回は無失点に抑えたが、予定の3イニングで思い描いた投球はできなかった。

 それでも、試合後に口にしたのは安堵(あんど)の言葉だった。「痛みなく投げられたこと。それが大きい」と汗をぬぐった。今年は14年間続いた1軍開幕ローテから外れるなど、誤算が続き、追い打ちをかけるように故障が発覚。4月12日の中日戦(甲子園)を最後に実戦から姿を消した。リハビリを経て5日に復帰後初登板。1回を無失点に抑えていた。

 降板後のブルペンでも40球程度を投球し、痛みなく、3イニングのリハビリ過程をクリア。「最後の行程で5イニングがある。そこでも再発しないか。そこだけ」。ようやく出口が見えてきた。最後の関門もクリアし、1軍マウンドを目指す。

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