【井川慶氏の眼】本調子でなくても勝てた 阪神・門別は自信をもっていい

 「阪神1-0DeNA」(28日、甲子園球場)

 阪神・門別啓人投手(20)が甲子園で初先発。粘りに粘って聖地初星をつかんだ左腕の投球をデイリースポーツ評論家・井川慶氏(45)が分析。無失点で乗り切った要因が「恐れることなく逃げずに勝負できた」ことにあったと指摘した。

  ◇  ◇

 門別投手は苦しみながらの勝利となりましたが、本調子でなくても、悪いなりの投球で勝てたという捉え方で、自信を持ってほしいですね。相手打線との相性や兼ね合いもありますし、DeNA以外の相手にこの日の投球をすれば、もう少し楽に勝てた可能性もある。そういった内容でした。

 8安打されながらも無失点で切り抜けられた要因としては、恐れることなく逃げずに勝負できたということでしょう。これはカウント不利な状況や、相手打者を恐れなかったということですが、ピンチを背負っても、攻める気持ちを失わずにしっかりと腕を振って投げきれていました。

 強いて挙げるなら、もったいなかったのは二回2死一、三塁での柴田選手への四球です。最後は次のケイ投手との勝負を考えて四球となった感じもあり、結果的に無失点でしたが、ボール先行から4球目でカウント2-2に持っていけましたし、柴田選手で切れていれば、三回はケイ投手からという打順でより楽になったのかなと。こういったところが、今後、より長いイニングを投げられるかどうかにつながってくると思います。

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