阪神・森下 大学先輩の阿部監督に進化誓う 巨人指揮官のエール「そう言ってもらえているのはうれしい」

 「阪神(降雨中止)中日」(9日、甲子園球場)

 阪神は9日、中日戦が雨天中止となり、甲子園室内練習場で調整した。森下翔太外野手(24)は「マイナビオールスターゲーム2025」要項発表会見で、全セの巨人・阿部監督から中心となる選手に挙げられたことに発奮。自己最長タイの4試合連続本塁打中と好調な3番は、今後も成績を残して球宴に初出場し、中大の先輩でもある阿部監督の期待に応える意気込みを示した。

 絶好調男が、さらなる進化を誓った。中日戦が雨天中止となっても、森下の表情はいつもと変わらない。ただ、大先輩からの期待の言葉には、思わず表情を緩めた後、気を引き締めた。

 前日8日に行われたオールスターの要項発表会見。セ・リーグを率いる巨人・阿部監督が「森下くん、佐藤くんが中心になってくるんじゃないかなと思う。すごく楽しみ」と明かした。敵将から思わぬエールを送られた森下は「そう言ってもらえているのはうれしい」と素直に笑った。

 阿部監督が名前を挙げるのも不思議なことではない。5日からの巨人3連戦では3戦連発。自己最長に並ぶ4戦連発中で、リーグトップの打率・343と勢いは止まらないが、慢心はない。

 「今の成績でも自分は満足していないので、やるべきことがいっぱいある。それを自分の中で落とし込んでいく作業をずっとしているので、その結果が(球宴に)選ばれたり、いい成績になればいいかなと思います」。目指すのはさらなる高み。好成績を残し続けて、球宴初出場を果たしたい考えだ。

 阿部監督は中大の大先輩でもある。オフには中大野球部OBによるゴルフコンペで交流する機会もあった。「違うチームの監督ですけど、大学の先輩でもありますし、応援してくれているのかな、と感じる。ケガなく一年間やりきって1軍の舞台でずっといい成績、いい姿を見せたい」と期待以上の活躍を見せたい。

 10日の中日戦(甲子園)では2010年・ブラゼル以来15年ぶり、真弓明信が持つ球団日本選手最長記録となる5試合連続本塁打に挑む。

 そして、11日は「NPBマザーズデー」。1年目は2軍、2年目は打撃低迷で出場しなかったため、プロ入り後、母の日にプレーするのは初めてとなる。母・ゆりさんは球場にもよく応援に駆けつけてくれる。打って感謝を伝えたいか問われると森下は「(そうできれば)いいなと思います」と力を込めた。甲子園でも打ちまくって、さらに勢いづく2連戦とする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス