阪神・ヘルナンデス 1軍猛アピのマルチ 日本野球「慣れてきた」「目標は上がったときに勝利に貢献」

 「ウエスタン、広島3-2阪神」(2日、由宇球場)

 「モーチョ」が二塁上で両手を突き上げた。阪神のラモン・ヘルナンデス内野手(29)は4打数2安打。二塁打を含むマルチ安打の活躍で、3連敗を喫した阪神2軍に光をもたらした。

 1点を追う四回1死。二回に右前打を放っていた助っ人が打席に立った。先発・高に対して2球連続ファウルで追い込まれた後、3球目の低めチェンジアップに食らい付く。左翼手の頭上を越える二塁打でチャンスメークを果たした。

 ウエスタン開幕後、ここまでは打率・164と波に乗り切れていなかった。「なかなかヒットが出なかったので、今日2本出て良かった」と安堵(あんど)。来日当初は日本野球の適応に苦しんだ。「ヒットが出て慣れてきた感じがする。コーチにもアドバイスをいただいているので、期待に応えられるように頑張っています」。異国の地で自ら助言を請い、状態を上げてきた。

 打席に立つ度にベンチからは「モーチョ!頑張れ!」とすっかりなじんだ愛称で応援される愛され助っ人。「一番の目標は(1軍に)上がったときに勝利に貢献すること」。仲間の声援を励みに、まずは1軍の舞台を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス