阪神・大山 自身と向き合った2軍降格が肥やし 「気を抜いたら自分の思い通りになっていないことも多い」
「DeNA2-3阪神」(23日、横浜スタジアム)
苦しんだ分だけ、笑顔に輝きが増した。阪神・大山悠輔内野手(30)が延長十回、左翼席に今季1号の決勝ソロ。開幕から20試合目、今季85打席目にして飛び出した待望の一発が今季2度目の3連勝を導いた。
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大山は昨年6月5日に出場選手登録抹消となった。打率・199と不振に陥り、18年6月以来、約6年ぶりとなる降格になったが、その時の経験が生かされている。
「自分が良かった時はどうだったのか」
改めて自身の打撃とじっくり向き合った。「良かった時」は1パターンではない。「何年目のこの時期とかがある。それが全てではないですけど、いろいろ当てはめながら」と自身の現状と照らし合わせて模索し、最善の状態に持って行く。
見返す映像はもちろん悪い時も含めてだ。「悪い時にこそ出てくる」と違いを見比べた。「自分だけじゃなくて、いろんな選手の映像も見て参考にする」とこれまで以上に力を入れて研究。見直しと分析で引き出しを増やした。
「気を抜いたら自分の思い通りになっていないことも多い。だから日々修正する」。簡単なようで簡単ではない、毎日の取り組みが奏功した結果だ。(デイリースポーツ阪神担当・和泉玲香)
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