阪神・平田2軍監督 新球場初勝利の記念球は「ファンの人にあげたいけど」贈れないまさかの理由「肩がもう痛くて」【一問一答】

 SGLスタジアムでの初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の平田2軍監督(撮影・西田忠信)
 9回、サヨナラ打を放ち、平田2軍監督(左)と笑顔でタッチする福島(撮影・西田忠信)
 7回を終え選手交代を告げた平田2軍監督(撮影・西田忠信)
3枚

 「教育リーグ、阪神3-2広島」(2日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 阪神は広島にサヨナラ勝利した。九回1死一、二塁から育成・福島の劇的なサヨナラ打で、新球場開業後初勝利となった。先発の才木は3回1安打無失点。開幕投手の村上は2回2安打無失点だった。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -劇的なサヨナラ勝ちだった。

 「劇的て、お前。まあ最後までよく粘ったんじゃない。昨日といい、今日といい、こんだけのファンの方が来てくれてる。やっぱり選手たちもね、最後まで勝利に対する執念っていうのは見えるわね」

 -試合後の六甲おろしもすごい声援だった。

 「あぁ、ありがたいな」

 -先発の才木はさすがの投球だった。

 「素晴らしかったね。才木にしても村上にしても順調じゃないかな。監督(藤川)から開幕とか、火曜日とかいう報道を見て、気合入ってると思うよ、彼らもね」

 -その後の富田も好投した。

 「ああ、富田も。元々あのぐらいの投球ができる投手。調子上げてきたし、石黒も良かったよ、最後ね。川原も2点取られたけど、やっぱり追い越しを許さなかった。そういうところがね、こういうサヨナラに繋がる。打たれんのはええねん。川原とかはね。最後はよう粘ったよ」

 -二回には井上の二塁打で好機を作って、栄枝が仕留めた。

 「しかし、あれでホームラン入らないもんな。ベンチじゃ、もう行ったやろと思っても今日は風もなかったし。浜風が吹いてたらどうかなっていうとこだろうけど。鳴尾浜じゃ楽勝にホームランやね。そこで、やはり入らないっていうところは甲子園と同じサイズなんで。そういういい教訓じゃないけど、なるよね」

 -福島がサヨナラ打を放った。

 「昨日といい、今日といい、上のゲームの時もヒット打ってるし。やはり彼らも育成から支配下というね、目標があるんで。やっぱり必死さが出てるよ。食らいついてく姿がな」

 -そういう姿を見せていけば支配下が見えてくる。

 「3桁の子はみんなそこを狙ってるわ。まずは支配下というとこを狙ってるわけなんで。昨日といい、今日といい、いいアピールはしてくれてるよね」

 -原口が左翼でスタメンだった。

 「そう。7イニングまで守らせてくれっていうことで。無難にこなして。誰がレフト守ってんのかなと思ったら、レフト原口やったわと思って。もう1回見直したよ。ちゃんと捕ってるか」

 -原口の左翼守備は違和感はなかった。

 「全然ない。彼は去年も甲子園とかでレフトを守ったり、打球を捕ったりしてるのよ。隙あらばじゃないけど、スタメンで出たいという、そういう(思い)。去年もずっと甲子園でも打球を捕ったりしてたので。サードもやってたんやであいつ。秋のキャンプとかそういう時。そういう貪欲さは若い選手は見習わないとあかんよね」

 -本人の志願で左翼を守った?

 「いや上から言われたから。まあ本人も出たいって(言った)。彼は志願するから」

 -才木と村上のイニング数は元々決まっていた?

 「そうそうそう」

 -記念のウイニングボールを手にした感想は?

 「なんとも感じない。記念のボールなんか全然。そりゃ誰かファンの方にあげたいところやけど、ネットが高いからあげられないよ。いるか!?」

 -メモリアルなボールになる。

 「ファンの人にあげたいところやけど、これな、肩がよう、もう痛くて。あげられないもんな。こうやってファンの方たちが本当ね、喜んでくれる試合をやっぱりしていかなきゃダメだよ。ファームとはいえね。それは若手育成がもちろん当然目的だけど、その中で若い選手が勝つことに対して、最後までやっぱりね。そういう姿が1番ファンに感動を与えるんでね。この2試合は本当に引き締まったいい試合だったと思いますよ」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス