阪神・岡田顧問 望む!新スター&新伝説 新2軍施設竣工式「たくさんの人が育ってほしい」
阪神・岡田彰布オーナー付顧問(67)が20日、兵庫県尼崎市に開業する2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」の竣工式に出席した。恵まれた練習環境が若虎に与えられるとあって、レジェンド級のスター誕生を期待。オープニングゲームとなる3月1日の春季教育リーグ・広島戦で、始球式を務めることも明かした。
完成した“シン・虎の穴”の空気に触れて、おのずと胸が高鳴った。岡田顧問は甲子園室内の1・5倍の広さを誇る室内練習場で執り行われた竣工式に続いて、約3600席のメイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」でのテープカットにも参加。充実の施設に「ここから甲子園球場の方に、一人二人とは言わず、たくさんの人が育ってほしい」と若虎の成長を思い描いた。
「(球団創設)90周年の記念の年だけど、ここからまた新しい伝説というかね、そういう選手が生まれいくっていうね、そういう第一歩なんで」
新設された選手寮「虎風荘」には、くしくも「伝説のバックスクリーン3連発」という紹介文とともに写真パネルが飾られてあった。40年たっても色あせない虎党興奮の伝説。立役者の一人として“後継者”の出現を待ち望んだ。
西宮から尼崎へ移転する2軍拠点。現役時代、尼崎市内にあった2軍本拠地・浜田球場についても回想し、「1軍が行く時は、あんまり、ええボール使えんかった。俺らが練習に行ったら越えるからな、あのネットは。(隣接する車庫の)バスによう当たっとったよな」と懐かしんだ。
新球場の幕開けとなる「3・1」に、始球式で花を添えることも報告。「やっぱりそういうゲームに立ち会えるというのは素晴らしいことだと思うんでね。そういう意味でも楽しみ」。新たに紡がれていく猛虎史をレジェンドとして見守っていく。
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