阪神22歳の育成助っ人・アルナエス どこでも守る「打撃はミート力が強み」 ジャパニーズ・ドリームつかむ
阪神の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)=メキシカンリーグ・モンクローバ=が29日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。育成外国人のジーン・アルナエス内野手(22)=も入団会見に臨んだ。
昨年10月に育成加入したアルナエスが内野全ポジションを守れるユーティリティー性をアピールした。藤川監督は今春キャンプで全選手に複数ポジションを守らせる方針。新生阪神の野球にフィットし活躍を誓う。
パナマ出身で右投げ右打ちのアルナエスは、21年から米大リーグ、ブルージェイズ傘下に所属。メジャー経験はないが、マイナーでは内野全てを守り、捕手の経験もある。同国で行われたトライアウトを経て育成選手契約を結び、昨年11月に高知・安芸で行われた秋季キャンプにも参加した。
「守備の面ではファースト、セカンド、サード、ショートを守れることと、打撃の面ではミート力が強みだと思う」
オフは走り込みと打ち込みに重点を置いた。「USJに行ってみたいんだ」と目を輝かせ、「抹茶が好きだよ。パナマのスターバックスにもあるので、違いがあるのか試してみたいね」と22歳の若者らしさも見せた。未知の可能性を秘める好素材。藤川阪神の野球に順応し、ジャパニーズ・ドリームをつかみ取りたい。
◇ジーン・アルナエス(Jean Arnaez)2002年8月22日生まれ、22歳。パナマ出身。176センチ、85キロ。右投げ右打ち。内野手。21年ブルージェイズ入団。今季は同チームA+リーグで51試合に出場。150打数35安打、2本塁打、12打点、打率・233を残している。捕手経験もある。
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