阪神・森下 本塁打王は「狙いたい」目指すは「3割30本100打点」ソフトバンク・山川から刺激「同じ意識でやっていた」

 阪神の森下翔太外野手(24)が18日、首位打者に続き、球団生え抜きでは1984年の掛布雅之以来となる本塁打王奪取を宣言した。沖縄県宜野座村の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で自主トレを公開。14日にはソフトバンク・山川の自主トレに参加し、打者として重要な要素を再確認。「打率3割、30本塁打、100打点」を目標に掲げ、新4番としてリーグ優勝に導くことを誓った。

 南国の離島で過ごした1日が森下にとっては充実の時間になった。14日、沖縄・久米島。本塁打王に4度輝いた山川の考えに触れ、自然とキングを目指したいと思った。

 「狙いたいですね。ホームランはすごく魅力的ですし、打てるバッターが1人いるだけでチームとしても強いと思うので。その中で自分は打率も残していきたいですね、理想では」。昨年12月の契約更改では首位打者を目標に掲げていたが、新たに目指す頂ができた。

 山川には「両サイドに大きいのを打てる、本当にホームランバッター」という印象を持っていたが、初交流で予想を超える考え方に驚いた。「『ホームランを打つことに全部を持っていってる』と言っていた。そこまで振り切っているとは思っていなかった」。感じた本塁打への強いこだわり。甲子園は浜風などもあり、難しさはあるが、刺激を受けたのは確かだ。

 「同じ意識でやっていた」と共通点も見つかった。森下は打率を上げるために今オフ、中堅方向への強い打球を意識。そのために、この日のロングティーなどでもインサイドアウトのスイングを徹底している。この2点は山川も同じだという。

 「『意識はセンター方向に持っていって練習している』と言っていた」。内角球も外角球も正面に打ち返し、徐々に出力を上げていく山川の練習を見て、「自分も今年取り入れよう」と学んだ。さらにどのコースの球もインサイドアウトで出てくるバットの軌道をチェックし、「やっていたことは間違いじゃなかった」と森下はオフの取り組みに自信を持てた。

 今季の目標には「打率3割、30本塁打、100打点」も設定。達成すれば球団生え抜き右打者では1985年・岡田彰布以来の偉業となるが、「今の打ち方ができればそれくらいの数字は残せるかな」と迷いはない。

 昨季16本塁打のうち中堅方向は1本のみ。「半分はバックスクリーンで」と中堅方向へ増やすことで、増産につなげたい。昨季セ・リーグではヤクルト・村上が33本塁打でトップだった。30本塁打が達成できれば、本塁打王も射程圏内に入る。

 藤川監督からは今季4番起用を明言されている。「絶対優勝したい。自分が4番で打席に立つ以上は、藤川監督と意思疎通をしながらやっていきたい」と自覚もにじませた。タカの4番・山川からの学びを糧に、主砲として藤川監督を胴上げする。

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