阪神・岡田監督 レギュラー確約は大山&中野&近本のみ 佐藤輝「あの数字やったら」 森下「レギュラー取ったという成績でも」

 関西プレスクラブの新年会員交流会で講演する岡田監督(撮影・山口登)
 阪神・佐藤輝
 阪神・森下
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 阪神・岡田彰布監督(66)が24日、大阪市内のホテルで開催された「関西プレスクラブ 新年会員交流会」のトークショーにゲスト出演し、今季の構想について語った。レギュラーは近本、大山、中野の3人のみ。昨季クリーンアップを担った佐藤輝、森下の主砲2人にレギュラー確約を与えず、佐藤輝にはキャンプで三塁特守を命じる方針だ。外野では両翼を巡り激しい競争が勃発する。

 抜群のトーク力で会場を沸かせた岡田監督が、「連覇構想」の一端を披露した。昨季は不動のオーダーでリーグ優勝、日本一を達成し、「(打線の)流れがすごくいい1年だったんで。変える方がちょっと怖い」。シャッフルには否定的だが、メンバーが変わる可能性は含みを持たせた。

 「変えないっていうか、そこのポジションにはライバル的なヤツがおるからな。そっちの方がぱあって伸びてきたら、(使わな)しょうがないやろ、それは」

 現状、レギュラー確約は一塁・大山、二塁・中野、中堅・近本の3人だけ。岡田監督は「三遊間は分からんよ」と言い、チーム2冠・佐藤輝への物足りなさを口にした。

 「能力というかな、持ってるもんから言ったらもうちょっとええ成績は残せると思うからな、あの数字やったら他のもんでも残せるで。はっきり言うて。率とかな、ホームランに関しては他のもんよりは打てるけどな」

 昨季はチームの顔として「5番・三塁」でフル出場させると明言してシーズンイン。だが、6月には野球に取り組む姿勢を問題視し、2軍降格させたこともあった。打率・263、24本塁打、92打点。「(守備は)一番せなあかんやろ。特守とかやってたら、下半身がもっとどっしりとなってくるんよ。打つことばっかり考えてるからあかん」。春季キャンプでは渡辺諒、小野寺らライバルと競わせた上で、三塁も猛特訓させる方針だ。

 佐藤輝だけではない。抜群の勝負強さで昨季後半戦から3番に定着した森下についても「インパクトはものすごくあったけど、レギュラーポジションを取ったという成績でもないしな」。日本シリーズで2本塁打し、助っ人では異例の減俸残留となったノイジーの立場も「そら(昨年と)違う違う違う」と繰り返した。

 右翼、左翼を争うのは1軍キャンプに選ばれたメンバーだ。小野寺、井上、前川、野口…。「この1年でどれだけ変わってるかやな、今までと違う何かを見せてくれるかやろな、結局はな」。森下、ノイジーが一歩リードの状況とはいえ、チャンスは十分ありそうだ。

 トークショーでは「タイガースは連覇がない。そこ一点」と言い切った。「気持ちはオフ」。リラックスモードを漂わせながらも、連覇の青写真は頭の中に描いている。

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