【ネクストブレーク虎戦士】森木 フィジカル強化でプロ初勝利へ 首の故障に苦しんだ22年度ドラ1
村上に続くのは俺だ!今季連覇が懸かる阪神のネクストブレーク候補を紹介。秋季キャンプで投手MVPに選ばれた門別啓人投手(19)、支配下を勝ち取り、野手MVPに選ばれた野口恭佑外野手(23)、高卒3年目の森木大智投手(20)と中川勇斗捕手(19)、昨季プロ初勝利を挙げた岡留英貴投手(24)の5選手を取り上げる。昨季は村上がブレークしリーグ優勝、日本一に貢献。次なる新戦力候補も楽しみな逸材がズラリとそろう。
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苦しんだ分、飛躍の1年にする。今年は“完全体”の森木大智投手(20)に期待だ。
昨季は1軍登板なし。22年秋に発症した首の張りの影響が大きく、1カ月間実戦から離れるなど苦しんだ。その中でも「悪い時にどういう投球をするか、すごく考えてました」と右腕。青柳の助言もあり、冷静に判断しながら投球できるように成長できたという。
故障も完治し、プロ入り後初めて技術向上に全力を注げるオフ。フォーム固めと並行して「運動学とか解剖学とか、スポーツ選手として最低限ほしい知識を勉強して、実際の動作に落とし込んでいく」とフィジカル強化に取り組んでいる。
「『去年あれだけ苦しかったけど、諦めずに頑張って良かったな』と思える年にしたい」。初勝利、ローテ定着へ、向上心は尽きない。
◇森木 大智(もりき・だいち)2003年4月17日生まれ、20歳。高知県出身。184センチ、95キロ。右投げ右打ち。最速156キロ。高知高では1年春の四国大会からベンチ入り。最後の夏は県大会決勝で明徳義塾に敗れ、高校3年間での甲子園出場はかなわず。22年度ドラフト1位で阪神入団。昨季はウエスタン15試合登板で3勝4敗、防御率6・15。
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