【ネクストブレーク虎戦士】岡田監督がべた褒めした左腕 門別啓人は「井川(慶)より全然いいよ、そら」 開幕ローテ入り期待

 村上に続くのは俺だ!今季連覇が懸かる阪神のネクストブレーク候補を紹介。秋季キャンプで投手MVPに選ばれた門別啓人投手(19)、支配下を勝ち取り、野手MVPに選ばれた野口恭佑外野手(23)、高卒3年目の森木大智投手(20)と中川勇斗捕手(19)、昨季プロ初勝利を挙げた岡留英貴投手(24)の5選手を取り上げる。昨季は村上がブレークしリーグ優勝、日本一に貢献。次なる新戦力候補も楽しみな逸材がズラリとそろう。

  ◇  ◇

 まさに岡田監督の“秘蔵っ子”だ。門別は昨季、高卒1年目ながら1軍デビュー。秋季キャンプでは「(他球団に)隠しときたいよ」と岡田監督からべた褒めされ、投手MVPにも選ばれた。今春の1軍キャンプ参加も内定。「そんなん、投げさせへんよ」と開幕までセ球団に対し“カーテン”を引くほど指揮官もほれぼれだ。

 「力あるよなあ」と絶賛したのが武器の直球。門別自身も昨年からこだわっていたのが「直球の質」だ。向上させるためにきれいな回転軸を意識し、フォームも試行錯誤した。

 7月のフレッシュオールスターで、右足が地面についてから投げる投球の「間」もつかみ、急成長した。プロ初先発した9月30日の広島戦(マツダ)では直球で押し、5回7安打無失点と圧巻の投球を見せた。

 19歳とは思えない強心臓ぶりも魅力だ。堂々としたマウンドさばきはもちろん、秋季キャンプで岡田監督がブルペンを視察した際には「こっちに目線きてるなって時に、どれだけいいボール投げられるかって感じで」と言ってのけた。

 12月には「来年は1軍でずっとい続けられるように、ずっとローテで回れるように」と宣言。指揮官も「井川(慶)より全然いいよ、そら」と話し、開幕ローテーション入りにも「狙える力あるわな」と期待を寄せた。今年、若き左腕が大輪の花を咲かせる予感だ。

 ◇門別啓人(もんべつ・けいと)2004年7月10日生まれ、19歳。北海道出身。183センチ、86キロ。左投げ左打ち。投手。東海大札幌から22年度ドラフト2位で阪神入団。昨季ウエスタンは12試合で2勝2敗2セーブ、防御率2・78。フレッシュオールスターではウエスタン・リーグ選抜の先発を務め、2回無失点。9月15日・広島戦(マツダ)で1軍デビューを果たし、救援で3回3失点。同30日の同戦(マツダ)ではプロ初先発し、5回無失点と好投したが、初勝利はならなかった。

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