阪神・近本が若林忠志賞に決定 「近本シート」や社会貢献活動で模範に

 阪神は24日、2023年度(第12回)若林忠志賞の授賞者が近本光司選手(29)に決定したと発表した。

 同賞は阪神が2011年度より、継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組み、野球人として優れた見識を持つ選手を表彰する制度として設けたもの。

 球団創成期からエースとして活躍し、グラウンド外においても、社会貢献活動並びにファンサービスにおいてプロ野球選手としてパイオニアであった球団OB故若林忠志氏の功績を称え、「若林忠志賞」と命名されている。

 近本は入団2年目の2020年より、毎年甲子園のレフト外野席の年間予約席を購入し、故郷の淡路市在住者を年間240名招待(2020年度は無観客開催の為実施なし)する『近本シート』の実施や、淡路島や自主トレ先の沖永良部島の子どもたちを対象にした野球教室・スポーツ教室を定期的に開催するなど、離島を中心とした社会貢献活動と野球・スポーツ振興活動を行っている。

 社会貢献活動に取り組む姿勢は、プロ野球選手の模範として良き手本となり、今後のより積極的かつ継続的な活動を期待するとして、今回選出された。

 授与式は27日球団納会にて挙行。表彰状、記念楯並びに、賞金と社会貢献活動等を授賞者本人が授賞後も実施することを支援するための活動資金が授与される。

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