阪神・森下に両親からうれしい誕生日プレゼント
「東京ヤクルトスワローズ2-4阪神タイガース」(1日、神宮球場)
阪神は森下翔太外野手(23)がプロ初の1試合2本塁打を放ち、連敗を3で止めた。豪快な2本のアーチで勝利に貢献したルーキーの家族との心温まる話を担当記者が明かす。
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うれしいサプライズだった。8月14日に23歳になった森下。その前日には父・善文さん(54)と母・ゆりさん(52)から寮にプレゼントが届いた。ずっと約束していたキーケースだった。
共働きだったため、鍵っ子だった森下。なくさないようにと小学生の頃、ゆりさんが「ズーミン」というキャラクターのキーカバーを買ってあげた。森下はどこへ行く時でも首からぶらさげていた。
そのキーカバーを17年近くたった今でも、ずっと大事に使い続けていた。「『いつか新しいのをプレゼントするね』と言ってたんで」と善文さん。ルイ・ヴィトンのキーケースを贈った。森下からは小幡がキーケースを持っている動画とともに「ありがとう。大事に使うわ」とLINEが送られてきた。
忙しい中でも両親には定期的に連絡。善文さんは「大学の時まであまり言わなかったんですけど、最近は『頑張るわ』とか言ってくれますね」とうれしそうに明かす。温かく見守ってくれている両親へこれからも勇姿を届けていく。(デイリースポーツ阪神担当・山村菜々子)