上地雄輔が阪神・及川にエール 横浜高校の後輩は「3年後のWBC、侍に絶対選ばれる」

 横浜高校の先輩・上地(左)から友情の証しでもある「team遊助」の背番号45を渡された及川(本人提供)
 リリーフカーに乗って登場する及川=4日、甲子園
 4日・中日戦(甲子園)で今季初勝利を挙げた及川
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 横浜高校野球部出身でタレントの上地雄輔(44)が、同校の後輩で登場曲を提供した阪神・及川雅貴投手(22)にエールを送った。昨季開幕前に歌手名義「遊助」のアルバム曲をアレンジした「オセロ(オリジナル)」を、及川のために制作。昨季登板はビジターでの1試合のみだったため、今季が事実上のお披露目となった。8試合で自責点1、防御率0・82と好調な後輩に、3年後の侍JAPAN入りを確信した。

 リリーフカーでマウンドに向かう背番号37を、力強い歌声が後押しする。虎党でもある上地が楽曲「オセロ」に、『今日も虎が勝つ』『及川雅貴で1勝』といった阪神仕様の歌詞を加えた登場曲。昨季は甲子園に響くことはなかったが、今季は4月20日の初登板を本拠地で飾り、1年越しでお披露目となった。

 「早い段階で甲子園で生で聞きたいなと思います」と聖地訪問を予告した上地。1軍で躍動する後輩の姿を、「僕自身もタイガースファンなのでうれしく思いますし、成績を残してくれて誇らしくもあります」と喜んだ。

 2人の間には、4月18日生まれの同じ誕生日という縁もある。SNSを通じたメッセージ交換から親交が深まり、オリジナル曲を贈られた及川は、「本当に特別感ありますし、めちゃくちゃカッコいい。まさか自分に作っていただけるとは」と感謝。昨季は開幕直前に右脇腹を痛めたこともあり、2軍が主戦場に。登場曲も“封印”状態となり、「去年作ってもらって1試合も流せなかったので、申し訳なかったですし、今年は何とかという思いがもちろんありました」と再起をかけていた。

 横浜高時代には、西純、ロッテ・佐々木朗、ヤクルト・奥川と並んで「高校四天王」と称された逸材。防御率0・82という今季の活躍に、上地は「僕は日本を代表するサウスポーになるとずっと前から思ってたので、3年後のWBCで侍JAPANに絶対選ばれてると思います」と太鼓判を押した。

 4日・中日戦(甲子園)で今季初勝利を挙げた際、「#及川雅貴で1勝 できました!」と歌詞を引用してインスタグラムで報告したことに、「最高です!!」と興奮の上地。7月19日からは全国ツアーが控える。8月12、13、19日の大阪公演での及川版「オセロ」歌唱は未定だというが、「これからもパフォーマンスする場所は違えど、同じプレーヤーとして切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と“共闘”を誓っていた。

 ◆上地雄輔(かみじ・ゆうすけ) 1979年4月18日生まれ。神奈川県出身。95年、横浜高校入学。野球部で松坂大輔とバッテリーを組む。99年に俳優業で芸能界デビューし、タレントとして「クイズ!ヘキサゴン2」でブレーク。09年からは「遊助」として歌手活動にも取り組んでいる。TBS系情報番組「ひるおび!」金曜コメンテーター。

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