「阪神６－３ＤｅＮＡ」（１２日、甲子園球場）

　阪神・佐藤輝明内野手（２４）が、バックスクリーンに５号ソロをたたき込んだ。佐藤輝自身が「特別な存在」と認めるＤｅＮＡ・牧の前で放った驚愕の一発。若きライバルの関係性を担当記者が明かした。

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　ライバルの活躍が、自然と佐藤輝の心を奮い立たせている。ＤｅＮＡ・牧との仲の良さは球界のファンも認知しているが、初めての出会いは大学３年時の日本代表合宿。その時は深い交流はなかったというが、牧はすでに大学２年から代表入りしていた佐藤輝を知っていたという。

　牧は、今でも佐藤輝の成績をチェックしているそうだ。「変わらず、試合が終わるたびに（佐藤輝の）成績を見ていましたね」とその言葉からもライバル心が垣間見えるが、一方で佐藤輝も同じような思いを抱く。

　「基本的に誰かの成績にフォーカスして見るとかないんですけど、牧は特別な存在なのでチェックは僕もしています。なんなら選手たちも『今日、牧打ってる』みたいに言ってきますしね（笑）」

　目の前で牧が打てば、佐藤輝も強い対抗心が芽生える。「やっぱり目の前で牧に打たれたら、俺も打ちたいなってなりますよ」。昨季、９勝１６敗と大きく負け越したＤｅＮＡに今季、雪辱を果たすためにも、牧の前で打ちまくる。（デイリースポーツ阪神担当・関谷文哉）