阪神・岡田監督は佐藤輝に「おかしくなる可能性あるよ」本塁打後の打席を指摘「大事にいかな」一問一答
「広島0-5阪神」(5日、マツダスタジアム)
3連勝で今季最多の貯金5となった阪神・岡田彰布監督は勝って兜の緒を締めた。指摘したのは三回に2ランを放った佐藤輝明内野手の以降の打席。「おかしくなる可能性あるから。もうちょっと大事にいかなあかんわな」と語った。第1次政権では打者の調子の落ち際を指摘していたエピソードもある指揮官。調子を上げてきた若きスラッガーに注意を促した。
試合後の一問一答は以下の通り。
-大山が先制弾
「えっ、なあ。勢いつけたよなあ」
-ここにきて調子が上がっている。
「うーん、なあ。なんか打つ雰囲気があるもんなあ」
-2アウトからの得点はチームに勢いがつく。
「そうやなあ。ちょっと1、2番があんまりでえへんからなあ。調子悪いけど。なあ、そこからでもチャンス作れるからなあ」
-4番、5番が打ってくれると。
「うん、まあ、そら、あのへんは得点源やからなあ」
-佐藤輝もいよいよ本物というか。
「いやあ、だから、もうちょっとあとの打席大事に打たなあかんわな。はっきり言って。ああいうのでな、崩れる可能性があるからな。ゲームの中で…。うーん。だからな、あんまりなボール球とか振りだしたら、また、おかしくなる可能性があるから。大事にいかなあかんわな」
-大山の話に戻ると、調子が悪いときに比べて何が違うか。
「いやいや、タイミングよ。タイミング、タイミング、タイミングやん。だから、ボール球でもな、見切り方がええよな、やっぱりな。見送り方というかな」
-昨日は初球で、今日はファーストスイングで2安打。ミスショットが少ない。
「そうやな、多分、甘いボールを一発で仕留めてるんやろな。厳しいところ来たらそんなに打てへんけどな、そういうときはボール球とか、そういうのだけ気をつけなあかんな」
-ミエセスはいきなり本塁打。
「おーん、なあ、最初はちょっと力んでもうて、前でホームラン打つから余計にお前なあ、おーん。練習の時からちょっとお前、なんか(笑)気合入り過ぎやから(笑)あんまり気合いれるな言うたんやけど、おーん」
-守備でもいいプレーが。
「おお、なあ」
-流れを引き寄せるいいプレー。
「おーん、やっぱり一生懸命するからな、チームにとっては絶対雰囲気的にも良くなるよな、ああいうプレーするとな、おーん」
-つらいこともあったし、これをきっかけに本人のリズムも上がっていけば。
「いやいや、不幸はな、そんなん想定外やったけどな、おーん。まあ最初だから交流戦までな、ちょっと日本のピッチャーに慣れてっていうのもあってな、おーん、そないして下でスタートしたんやけど、ちょうどいい機会というかな、そういうタイミングがちょうどあったから、あの1発はやっぱりな、本人もうれしいやろうけど、チームにとってもな、大きい1発よなやっぱりな」
-大竹も相変わらず。
「そうやなあ、おーん。まあ初回でもなあ、あそこうまいこといったよな、あそこで1点でも取られとったら嫌な感じやったけど、やっぱ落ち着いてるからな、ランナー出てもな」
-7回100球手前で代えたのは。
「いやもうあそこで代えるつもりやったよ、5、6回いって、あと1イニングやなと。打順も回ってくるかもわからんかったからな、あそこまで投げられたら他のピッチャーもブルペンにおるからなあ」
-4戦4勝だが、ここまでの活躍は想像していたか。
「いや、してないよ、そんなん。してるわけないやん、ここまでは。ある程度投げると思ったから、だから開幕ローテーションに入れたんやけど、ここまでとはなあ」
-4勝は単独トップ。
「まだまだ勝つんちゃうか、これ」
-チームの貯金は最多5。
「ああそう。そんな気にしてないよ、なんぼとか。まあ、一つ一つやからな。だからそんなん、今は気にするあれじゃないよ」