元阪神・井川氏がドラ1森下を高評価 打撃はもちろん、もう1つの評価ポイントとは「あの姿勢が素晴らしい」

 安藤投手コーチ(左)と話す本紙評論家・井川慶氏(撮影・中田匡峻)
 青柳(17)から安打性の打球を放つ森下(撮影・飯室逸平)
 藤川球児SA(右)と笑顔で話す井川慶氏(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)

 阪神やオリックス、米大リーグ・ヤンキースでもプレーしたデイリースポーツ評論家の井川慶氏(43)が、シート打撃で青柳、伊藤将、K・ケラーを相手に安打性の打球を連発したドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=を高く評価。その中で、たたえたのは打撃面だけでなかった。

  ◇   ◇

 森下選手はケガもあって、初めてのキャンプで少し遅れがあった中でも、初めて見る1軍のピッチャー相手にしっかり振れていたところを見ると、順調なのかなと。積極的に振れるだけでなく、振りの強さもありました。

 元々、そういった打撃面を評価されていたことが分かる打撃内容でしたが、素晴らしいなと思ったのはそれだけではない。安打性の打球を打った後に、常に一塁へ全力で走る姿勢を見せていました。打ったことの余韻に浸らず、実戦を意識して取り組んでいたところがさすがですし、あの姿勢が素晴らしい。

 体も大きく見えますし、即戦力としての期待も分かる。これからオープン戦でも使われると思うので、状態もより上がってくるのかなと思います。

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