阪神・ドラ1森下 安打量産!止まらない またまたマルチ 5戦連続安打&打率・364

 「オープン戦、オリックス5-2阪神」(24日、京セラドーム大阪)

 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(中大)の打棒が止まらない。開幕戦の舞台で披露した2度のお手本のようなセンター返し。まだオープン戦だが見慣れた光景であり、左翼スタンドの虎党は、もう大騒ぎしない。

 「とりあえず一番いいボールは真っすぐだと思っているので、そこに振り負けないことを頭に入れて打席に立ちました」

 光る選球眼が、安打量産につながっている。二回2死。フルカウントからプロ2度目の対戦となる山下の外角155キロ直球を捉え、中前打をマークした。カウント2-2から投じられた低めフォークを平然と見逃してボール。「緩急より落差を使う投手と頭にあったので見逃せた」と誘い球には手を出さず、5試合連続安打を記録した。

 七回1死でも比嘉に直球2球で追い込まれながら、外角スライダーをはじき返して左中間二塁打。岡田監督は「対応しているのは森下だけや。ちゃんと振ってる」と称賛した。

 これでオープン戦15試合に出場し、44打数16安打。12球団で2位となる打率・364となった。長打率も・636。高打率を維持しながらも、持ち味のパンチ力を存分に発揮している。

 七回2死の右翼守備では打球のバウンドの目測を誤り、後逸した。ただ、開幕舞台となる場でのミスは貴重な経験。「京セラはすごい(打球が)はねるというのを頭に入れて守らないと。オープン戦でよかった」と前向きに反省した。

 事前に投手の情報をインプットし、安打を量産し続ける森下。シーズン中は同じ投手と何度も対戦するだけに、その打撃脳は“本番”で本領を発揮する。

 開幕戦のDeNA先発は左腕・石田。「左投手に振り負けないようにしたいのが、今の目標です」。3・31を照準に据えた背番号1。残り2試合で“石田撃ち”の準備を整える。

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