阪神・岡田監督 キャンプ採点「70点」 助っ人の故障、不振に“10点マイナス”

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(65)は今キャンプを「70点」と採点した。以前から「キャンプはいつも80点。80点からシーズンに入って100点に近づけていく」と青写真を描いていた。ただ、「今回は最後に故障者とかあったんで、70点ぐらいにしときますかね」と10点マイナスの理由を明かす。

 「日本人の選手に関してはだいぶ見極めができたと思うけど、そのへん(外国人)がまだ見えない部分やな」。キャンプ中盤から別メニューのノイジーに続いて最終日にビーズリーが離脱。前日は「B」「K」両ケラーの仕上がりに不満を示すなど、最後まで助っ人に悩まされた。

 誤算はあったものの、チームの骨格は固まってきた。注目の遊撃争いは木浪リードを明言。代打に原口、糸原を指名するなど不確定だったピースも埋まりつつある。才木、西純ら若手も育ち、今年も先発陣は盤石。キャンプMVPに挙げた大竹、井上ら新戦力の台頭も予想以上だった。

 守備力強化にも自信を深めた。キャンプでは投内連係を含めた細かい連係を重視し、サインプレーなども繰り返して確認した。25日・ヤクルト戦、26日・日本ハム戦を例に「二塁打いかれるところで2つ、3つ止まっていると思う」。カットまで低くて強い返球を徹底してきた成果が実戦で表れ、「そういうのを繰り返しというか、ものすごく大事になってくる」とうなずいた。

 開幕まで1カ月。課題解消に努めつつ、「100点」のチームを作り上げていく。

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