阪神 先発ローテ盤石!6番手は大竹が有力 B・ケラーの調整不足が誤算

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 阪神は27日、沖縄の1、2軍キャンプを打ち上げた。リーグ随一と言われる投手陣の仕上がりは?注目された遊撃、両翼争いの現在地は?デイリースポーツの阪神担当が、テーマごとに今キャンプを総括する。

 先発陣は今年も盤石の体制が期待できる。開幕投手の筆頭候補である青柳、ローテ当確の伊藤将、西勇はいずれも実戦登板は1度だけだが、個々の課題を遂行して仕上がりは問題なし。飛躍が期待される才木、西純の若虎2人も順調に歩みを進め、ローテ入りがほぼ確実だ。

 注目の6番手争いは大竹が一歩抜け出した。実戦3戦で計9回無失点と結果を残し、評価はうなぎ上り。先発再転向した岩貞は、復活させたチェンジアップに手応えを感じつつあるが、中継ぎから順応するまでにまだ時間を要しそうだ。昨季開幕ローテ入りした桐敷は23日・中日戦で4回7失点と炎上して2軍降格となった。

 誤算は新外国人のB・ケラー。ブルペン入りはわずか2度で計101球。岡田監督が投手コーチを通じて指摘したが、その後もブルペン入りせず、実戦でも調整不足の感は否めない。開幕ローテ入りは厳しい現状だ。

 指揮官は3月9日のオープン戦・オリックス戦(京セラ)から開幕ローテを逆算した先発陣を登板させる方針。いよいよ本番モードへと突入していく。

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