阪神の中継ぎ争い ドラ6富田が台頭も必勝リレー不透明 K・ケラー&ビーズリー不安

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 阪神は27日、沖縄の1、2軍キャンプを打ち上げた。リーグ随一と言われる投手陣の仕上がりは?注目された遊撃、両翼争いの現在地は?デイリースポーツの阪神担当が、テーマごとに今キャンプを総括する。

 開幕に向けて岡田監督が思い描く必勝リレーは、現状不透明だ。

 今季守護神最右翼の湯浅がWBC日本代表に選出され、開幕での抑え起用は困難。当初、指揮官はK・ケラーを代役の1人とする構想の一端を明かしていたが、対外試合初戦となった26日のオープン戦・日本ハム戦(名護)では1回3安打3失点と不安を露呈。同戦で逆球が目立った新助っ人ビーズリーも膝の張りを訴え、湯浅の代役構想は振り出しに戻った。

 ただ、思いがけない台頭もあった。左腕不足が不安要素であった中、ドラフト6位・富田(三菱自動車岡崎)が実戦4試合計5イニングで無失点と猛アピールに成功。加えて右腕・石井、加治屋も安定感のある投球を披露し、評価を上げた。

 指揮官は今回、2005年のリーグ優勝時に確立した「JFK」のような1パターンの継投ではなく、複数のオプションを理想に掲げる。開幕まで残り約1カ月。岩崎、湯浅、浜地に続く、盤石の中継ぎ陣にメドを立てておきたい。

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