阪神・岡田監督〝カーテン〟まさかの不発 「こんなんなら別に隠す必要なかったよ」

 シャッターが全て下ろされ、練習が行われた室内練習場(撮影・中田匡峻)
 投内連係の練習で二塁手・植田の送球を取り損ね苦笑いの浜地(撮影・高部洋祐)
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 「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

 1軍春季キャンプ第2クール2日目となった5日、今キャンプ初めて“岡田のカーテン”が引かれた。宜野座ドームの全てのシャッターが閉められて実施された、非公開でのサインプレー確認。約45分間行われたが、岡田彰布監督(65)は「こんなんなら別に隠す必要なかったよ」と、まさかのダメ出し。雨予報の6日も、天気予報通りなら“追試”で行われることが決まった。

 次々とシャッターが下ろされていく。報道陣がシャットアウトされた宜野座ドーム内には首脳陣、全選手だけでなく、視察中の杉山オーナーも集結。異例となるキャンプ序盤での非公開サインプレー確認は、午前11時48分から始まった。

 “岡田のカーテン”が引かれたドーム内での練習には投手陣からは西純、才木、浜地、村上、桐敷、岡留の6人が参加。他の投手は見学する形で進められた。選手らが屋外に姿を現したのは約45分後。さぞかし充実した内容になったと思われたが…。岡田監督の口から出たのは、まさかの“ダメ出し”だった。

 「呼吸が合えへんから(笑)。だって今日初めてやる言うから“えー!?”と思たわ。初めてやったら、別に隠す必要なかったよ」

 関係者の話を総合すると、この日はけん制などのサインプレー確認を中心に行われたもよう。指揮官はすでに、ある程度のすり合わせが行われた後の確認と思っていたが、初めてとあって、投手と野手の呼吸が合わないシーンが多かったようだ。

 「初めてで合わしてるから、そらうまいこといけへんよな。サインだけ先に出来上がってて呼吸が合えへん。人間同士が合えへん」と漏らし、「もうちょっと合わしてからやれって。明日、天気悪かったら、ずっとやれ言うたんよ」と平田ヘッドコーチに“追試”を課したことを明かす。

 ただし、例年ならこの手のサインプレー確認は、キャンプ中盤から終盤に行われることが多い。あえて前倒しで始めたことは不幸中の幸いか。けん制プレーだけでなく、バントシフトや重盗防止などの連係プレー…。守備を重視する『岡田の考え』を徹底していくための時間は、まだまだたっぷりとある。

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