「巨人－阪神」（２０日、東京ドーム）

　４番の勢いが止まらない。阪神・佐藤輝明内野手（２３）が堀田から中堅左に突き刺す１８号２ランを放ち、さらに優勢な展開となった。

　失投を完璧に仕留めた。１点リードの三回２死一塁。１ボールから右腕が投じた１４５キロ直球が甘く入った。これを逃すわけがない。思い切り振りきった打球は中堅方向に向かって一直線に伸び、そのままスタンドインした。

　悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチでは矢野監督から「矢野ガッツ」と書かれた虎メダルを贈呈された佐藤輝は、ロハスに「パワー！！」と叫び、笑顔を見せた。これで４試合連続打点だ。

　「２アウトからロハスが出塁してくれたので、なんとか自分も続きたいと思っていました。しっかり自分のスイングができましたし、最高の結果になって嬉しいです。よっしゃ！！」とコメントした。