【佐藤義則氏の眼】阪神・湯浅の抹消で七回は全員でカバー アルカンタラを八回にスライド
阪神・湯浅京己投手(22)が6日、出場選手登録を抹消された。今季はセットアッパーとして23試合に登板し、0勝1敗、リーグトップタイ16ホールド、防御率0・82とフル回転してきたが、リーグ戦再開に備えて疲労回復を優先した形だ。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は、アルカンタラを八回にずらし、七回は全員でカバーしていく形を提言した。
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湯浅が抜けた八回は、これまで七回を投げてきたアルカンタラを一つ後ろにずらせばいいんじゃないかな。新たにだれかを組み込むよりも、勝ちパターンで投げてきた投手に任せた方が安心だし、アルカンタラも七回で投げていた時と同じような気持ちで投げられれば問題はないだろう。
七回はだれかを固定するのではなく、全員でカバーしていく形がいいだろう。相手が左打者の時は岩貞になってくるだろうし、右打者なら調子のいい右投手を投入していく。現状なら藤浪、加治屋あたりになってくる。
岩貞は最近は150キロ出ているし、状態もすごくいいので、左右に関係なく抑えられる感じはある。藤浪は本人は先発をやりたいんだろうけど、現状では先発に空きがなく、当面は中継ぎでということになる。短いイニングで結果を積み重ねることで、先発陣に空きができた時に、いつでも声がかかるような状態にしておきたい。