阪神 2カード連続勝ち越し 今季最多&初の先発全員17安打 V打のガンケルが2勝目

 ナインを迎えるガンケル(中央左)=撮影・山口登
 7回、送りバントを決めた大山(左端)を迎える矢野監督(右端)=撮影・山口登
 7回、ガンケルは川越に左前打を許し悔しがる(撮影・山口登)
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 「阪神6-1西武」(2日、甲子園球場)

 阪神が矢野燿大監督の執念采配で西武に連勝。交流戦2カード連続の勝ち越しを決めた。チームは今季最多、毎回の先発全員17安打と、打線が躍動した。

 先発はガンケル。五回までわずか1安打と安定した投球を披露し、6回1/3、5安打1失点と好投。4月24日・ヤクルト戦(神宮)以来となる2勝目をマークした。

 右腕はバットでも大暴れ。二回に右前打を放ち、四回は2死二塁から来日初打点となる中堅への先制適時二塁打をマーク。六回は中前打と、全てクリーンヒットで猛打賞。投手の1試合3安打は16年8月25日・DeNA戦のメッセンジャー以来で、これで今季打率・357となった。

 2点リードの八回は、無死一、二塁の場面で大山が今季初となる犠打成功。主砲は三塁側へきっちりと転がし、走者を進めた。1死二、三塁となり、糸原が一塁線を破る2点適時打を放って試合の大勢を決定付けた。

 八回は4番手で藤浪が登板。2死から大阪桐蔭時代にバッテリーを組んだ森に右翼へ二塁打を浴びてピンチを招くも、同高先輩の中村を右飛に仕留め、1軍復帰後、2試合連続無失点をマークした。

 九回は岩貞が無失点に抑えた。

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