阪神打線の止まらぬ拙攻 糸井、大山で29イニングぶり得点も適時打なし

 「広島3-2阪神」(29日、マツダスタジアム)

 悪循環を断ち切れなかった。阪神打線が勢いに乗り切れない。9安打を放つもつながりを欠き、投手陣を援護できなかった。

 1点を追う六回。マルテ、佐藤輝、糸原の3連打で無死満塁とし、糸井の二ゴロの間に29イニングぶりの得点をマークした。

 25日の開幕・ヤクルト戦の五回から続いていたゼロ行進がストップ。なおも1死二、三塁で大山が左翼へ今季初打点となる一時勝ち越しの犠飛を放った。「みんながいい形でつないでくれたので、どんな形でも点を取るという気持ちで打席につきました」。このまま黒星の連鎖も断ち切れるかに思えたが…。

 その後、追加点を奪えなかったことが響いた。七回2死二、三塁は糸原が空振り三振。さらに八、九回は先頭が出塁しながらも無得点に終わった。

 八回は2死二塁で代打・ロハスが三邪飛。九回は無死一塁から中野が犠打を失敗。2死二、三塁と好機を作り直したが、糸原が左飛に倒れた。

 「振り返ればバントとか、後から言えばいろいろあるけど」と矢野監督。2点は取ったものの、終わってみればまたも適時打は生まれなかった形だ。投手陣の奮闘が目立つだけに、打線の奮起が待たれる。投打の歯車をかみ合わせ、連敗から脱出したい。

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