フィギュア りくりゅうペアが棄権 日本連盟が発表 前日SP直前に三浦が左肩脱臼アクシデント

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、国立代々木競技場)

 ペアで、2大会連続のミラノ・コルティナ五輪出場が確実な世界王者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が、この日のフリーを棄権した。日本スケート連盟が「三浦璃来選手の左肩負傷のため」と発表した。

 20日のショートプログラムでは、直前の6分間練習で三浦の左肩が脱臼するアクシデント。トレーナーに応急処置で肩を入れてもらって強行出場し、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら世界歴代最高得点を上回る84・91点で首位発進を決めた。

 フリーに向けては「腕が不安定な状態。とにかくこれ以上悪くしないこと(三浦)」と出場の意向を示していたが、この日の午前9時30分から行われたフリーの公式練習は不参加だった。

 今大会は五輪に向けた最終選考の場だが、三浦、木原組はこれまでの実績によって代表入りは確実。初の五輪金メダル獲得へ大事を取った形になる。

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