阪神・青柳 感覚取り戻す 順調なら今週末にも実戦登板 福原コーチ「焦らず早く」

 新型コロナウイルスに感染し、離脱中の阪神・青柳晃洋投手(28)が28日、早い段階で投球の感覚を取り戻していきたい考えを口にした。この日は甲子園室内で自主練習。開幕3連敗とチームが苦しいスタートを切った中、「焦らず早く」調整を進めていく。

 本来なら自身初の開幕マウンドに立っていたはずだった。右腕を襲った新型コロナの猛威。現在の状態については「良いとは言えないですね。隔離だったので、できることもあまりなかったですし」と明かす。

 肉体面に問題はないが、キャンプから積み上げてきた投げる感覚が「戻ってしまった」と右腕。常に焦燥感に駆られていると言い、「この3連戦を見ていても、一平(小川)や桐敷とかいいピッチングをしているので。一回なくなった立場を取り戻すのは大変」と厳しい表情を浮かべた。

 福原投手コーチは今後の調整方針について「焦って故障というのも怖いですし、こっちとしてはなるべく早くというのもあります。『焦らず早く』という感じです」と説明。早ければ今週末のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で実戦登板し、1軍復帰のタイミングを探る見込みだ。

 青柳自身は「ブルペンで投げられるようになったらすぐに試合で投げたい」と意欲。この日は別メニューでキャッチボールやダッシュなどで汗を流した。2年連続の最多勝を狙う右腕、そしてチームに降りかかった想定外の事態。巻き返しへ、戦闘態勢を整え直していく。

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