阪神・近本 日本一凱旋宣言 新旧選手会長でチームけん引だ!梅野残留「すごくうれしい」

 生徒たちの前でバットを振る近本(撮影・田中太一)
 手ぶりを交えて質問に答える近本
 生徒から花束を受け取る近本
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 淡路市スポーツ親善大使を務める阪神・近本光司外野手(27)が3日、淡路市立一宮中学校のPTA教育講演会に講師として登壇した。後輩らを前に来季こそ日本一となり凱旋(がいせん)することを宣言。また、梅野のチーム残留を喜び、17年ぶりの優勝に向けて頼もしい存在がいることに胸をなで下ろした。

 2022年は、絶対に日本一になって帰ってくる-。光り輝く後輩の目や、真剣に話を聞く姿勢がさらに気持ちを高ぶらせた。地元・淡路市での講演会。近本は小、中学生212人の前で熱く語り、生まれ育った淡路島をさらに盛り上げることを誓った。

 「来年、優勝して日本一になって、淡路島に帰ってきます」

 あっという間だった講演会。中学時代の恩師・巽史明氏(現一宮中教諭)が進行役を務め、インタビュー形式でこれまでの野球人生を振り返った。これから人生を歩んでいく後輩に伝えたのは、意思の大切さ。「自分がやりたいことやしたいことは、自分で決めるというのが(1番)言いたかった」と自らの考えを示した。

 後輩に誓った日本一の目標に向け、うれしい知らせが届いた。梅野がFA権を行使せず、残留することが決定。「単純に戦力として、いるいないで変わりますし。梅野さんはそれだけじゃない人なので。去年まで選手会長で引っ張ってもらって、相談することも多かった。僕の中ではすごくうれしいですし。よかったです」と率直な思いを口にした。

 今季は梅野から引き継ぐ形で選手会長に就任。藤川が引退し、福留(中日)、能見(オリックス)が退団と、一気に若返ったチームを引っ張ることになった。「球児さんと、孝介さんの存在は僕の中ですごくでかいと思います。逆に僕がそういう立場になっていかないといけない。(21年は)難しい状況もあったので、そういう時にベテランの力は大事だと思いました」と先輩の偉大さを実感した。

 17年ぶりとなる悲願達成を狙う来シーズンも、梅野と共に戦える。目指すは頂点のみ。新旧の選手会長が、強い思いでチームをけん引していく。

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