阪神・近本 菅野撃ち任せろ 先手必勝でシーズンの悔しさ晴らす 通算対戦打率・400
阪神の近本光司外野手(26)が5日、甲子園での練習後に「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」の共同会見に出席し、同席した矢野監督からCS突破のキーマンに指名された。選手会長は先手必勝、レギュラーシーズンの悔しさを晴らすことを誓った。
「今年は最後まで優勝争いをして、最後負けてしまい、悔しい思いでいます。クライマックスシリーズが残っているので、また、チーム全員で戦って、セ・リーグ全体で盛り上がっていけるような戦いをしたい」
ヤクルトにリベンジを果たすためにも、負けられないCSファーストS。6日の第1戦で対決するのは巨人のエース・菅野。球界を代表する投手だが、通算40打数16安打の打率・400、2本塁打、2打点と相性抜群。自らのバットで突破口を切り開く。
勢いに乗るために初戦の勝利は必須。「緊張感のある中、まず初戦をどう勝てるか、どうやって点を取るかが全てだと思っている。その後の流れにもつながってくると思う」。最大3試合の短期決戦。シーズン同様、いやそれ以上に勝利だけを求める。
巨人・原監督、坂本らと並んだ会見では、矢野監督からキーマンとして名前を挙げられた。選手会長は「今回も期待に応えられるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。シーズン最終盤に右足を痛めたが、CS出場にこぎつけた。リーグ優勝への思いをぶつけ、悲願の日本一をつかみ取る。