阪神・梅野よ正妻奪え!矢野監督猛ゲキ 練習試合3連戦「悔しさぶつけて」アピールせよ

 アメリカンノックで飛びつく梅野(撮影・佐々木彰尚)
 CSに向け、坂本(右)と共に調整する梅野(撮影・高部洋祐)
 二塁へ送球する梅野(撮影・佐々木彰尚)
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 阪神の矢野燿大監督(52)が2日、シーズン最終盤はベンチスタートとなっていた梅野隆太郎捕手(30)にゲキを飛ばした。巨人と対する6日のCSファースト初戦は“菅野キラー”でもある坂本のスタメンが有力な状況。それでも「悔しさだったり、そういう思いをぶつけるしかない」と奮起を促し、3、4、5日に組まれている社会人チームとの練習試合でのアピールに期待した。

 悔しさを胸に再び正捕手の座を奪い取れ-。矢野監督の梅野への熱い思いが言葉となってあふれた。

 「与えるっていうものじゃない。奪い取っていくしかない。悔しさだったり、そういう思いを、そこにぶつけるしかないと思う」

 梅野がシーズン序盤の快進撃を支えた一人なのは間違いない。今季143試合中125試合でスタメン出場。9月までは不動の存在としてマスクをかぶり、勝負強い打撃と献身的な守備でチームをリードした。

 さらに夏場には東京五輪代表として金メダルも獲得。だが後半戦は蓄積疲労からか、攻守ともに下降気味となり、ラスト11試合は坂本にスタメンマスクを譲った。そして坂本が投手陣をリードしたこの間、チームは6勝2敗3分けと結果を出す。完全に正捕手の座を奪われた形でシーズンを終えた。

 「若いうちは与えられて出られるってこともあるけど、そういうチーム事情ではなくなってきている部分も、ポジションや年齢によってはある。リュウ(梅野)もそういう位置にいると思う」。指揮官からは厳しい言葉も口を突く。

 さらにCSファーストS初戦には巨人のエース・菅野が登板予定。坂本は今季3打数2安打1本塁打と相性が良く、梅野は5打数無安打ということからも、初戦のスタメンマスクは坂本がかぶることが有力だ。

 「ライバルが出てきたり、ケガしたり、調子が下がったりしていく中で、これからもこんなことはずっと起こり得ること。それをパワーに変えて、自分自身で成長していけるのか。それは本人次第」

 ハッパをかける矢野監督の期待に梅野は応えることができるのか。3日の練習試合から、猛アピールを続けていくしかない。

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