阪神・高橋 初球150キロ1回3人斬り!5カ月ぶり実戦登板 順調なら9月中1軍も

 5カ月ぶりの実戦登板で1回無失点と好投した高橋(代表撮影)
 4回から2番手で登板した高橋(代表撮影)
 4回から2番手で登板した高橋(代表撮影)
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 「ウエスタン、阪神3-2中日」(25日、鳴尾浜球場)

 上肢のコンディション不良で別メニュー調整を続けてきた阪神・高橋遥人投手(25)が25日、ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で春季キャンプ以来、約5カ月ぶりとなる実戦復帰登板を果たした。直球の最速は150キロをマークするなど1回を無安打無失点、1奪三振。9月中の1軍復帰を目指し、着実にステップを踏んでいく。

 楽しそうに全力で左腕を振り抜いた。我慢の日々を過ごし、ようやく迎えた春季キャンプ以来の実戦マウンド。無観客の鳴尾浜に重く響き渡ったミットの音が、心地よく感じた。久々に味わう打者との真剣勝負。強い日差しの中、高橋が弾むように13球を投じた。

 「投球内容は別として、1イニング投げられたことは、だいぶ進んだというか、良かったかなと思います」

 四回から2番手としてマウンドへ。初球、遠藤に投じた直球は高めに浮いたが、いきなり最速となる150キロを計測した。追い込んでから内角ツーシームで見逃し三振。続くA・マルティネスは遊ゴロに仕留めると、最後は石垣を147キロの真っすぐで三ゴロに打ち取った。

 約5カ月ぶりの実戦復帰。2月16日の練習試合・楽天戦以来だ。春季キャンプ中に、右脇腹の筋挫傷と診断され離脱。その後も上肢のコンディション不良に襲われ、長いリハビリ生活を送っていた。

 完全復活へ向け、今後は患部の状態を確認しながら調整していく。平田2軍監督は「まず復活への第一歩を踏めたかな。(次も)まだ1イニングよ。2イニングというわけにはいかん」と再発させないためにも、慎重にリハビリを続けさせていく考えを示した。

 長かったトンネルの出口は見えてきた。「何もできていないので、下の候補に入っていけるように一生懸命、投げたいなと思います」と高橋。順調にいけば、9月中には1軍のマウンドが見えてくる。優勝への戦力となるために、左腕が大きな一歩を刻んだ。

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