鈴木誠也「最悪ですね」でも充実の表情 4番は「村上選手がいるので僕はいいです」
「侍ジャパン強化合宿」(20日、楽天生命パーク宮城)
広島から選出された鈴木誠也外野手(26)が、充実の表情で強化合宿2日目を終えた。打撃の状態について「最悪ですね」と苦笑するも、言葉とは裏腹に本人に悲観の色はない。「状態自体良くないけど、気持ち的な充実感がある。そこさえ崩れなければ。気持ちも一緒に落ちていかないように、という意識でいる」と自身のスタンスを明かした。
19年の「プレミア12」では全試合で4番に座り、MVPを獲得。短期決戦の国際大会で切り替えの重要性を学んだ。「1打席1打席切り替えて、思い切って気にせずにやっていくのが大事」と強調。本職は右翼だが、柳田が一部別メニュー調整中ということもあり、この日のシートノックでは中堅に入って白球を追った。
攻撃では4番候補に挙がるが「村上選手がいるので、僕はいいです」と、ちゃめっ気交じりに話すなど、笑顔を絶やさなかった鯉の主砲。頼れる男が悲願の金メダル奪取を支えていく。