阪神・佐藤輝球宴史上5人目新人本塁打「しっかり自分のスイングで打つことができた」
「マイナビオールスターゲーム2021・第2戦、全パ-全セ」(17日、楽天生命パーク宮城)
全セの阪神・佐藤輝明内野手が待望の一発を放った。「6番・右翼」で先発出場し、迎えた二回1死での第1打席。カウント1-0から全パのオリックス・宮城の140キロ直球を捉えた打球は、左翼へ。そのまま失速するこなく、白球はスタンドに届いた。打球速度167キロ、飛距離112メートルだった。
オールスターでの新人本塁打は、1969年・田淵(阪神)、80年・岡田(阪神)、86年・清原(西武)、19年・近本(阪神)以来、史上5人目。
「すごいピッチャーばっかりなので、ホームランを打てるように頑張ります」と意気込んで臨んだオールスター。第1戦は無安打に終わったが、第2戦で有言実行した。
ベンチでは中日のビシエドも指で「Z」を描き、お出迎え。佐藤輝もカメラにはお決まりのZポーズを披露した。巨人のウィーラーは笑顔でその光景を見ていた。
「宮城選手の真っすぐをしっかり自分のスイングで打つことができました。おじいちゃんおばあちゃんが観に来てくれているので、ふたりの前で打つことができて良かったです。今日も勝つことができるように頑張ります」と佐藤輝。駆けつけた祖父母に届ける一打にもなった。