阪神・矢野監督 大山の4番復帰に「あの打順が一番良いなと」並びや流れを考慮

 7回を終え、選手交代を告げに行く矢野監督(撮影・北村雅宏)
 巨人に負け、スタントのファンに頭を下げる矢野監督(左から2人目)ら=撮影・北村雅宏
 5回、岡本和のソロで7点をリードされ、ベンチで帽子をとって下を向く矢野監督(撮影・田中太一)
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 「阪神1-8巨人」(10日、甲子園球場)

 阪神は4番に大山を戻すなど、打線を組み替えて臨んだが、1得点止まり。先発・伊藤将が初回に4失点と苦しんだこともあり、大敗を喫した。矢野燿大監督は、打線組み替えについて思いを語った。

 3番・マルテ、4番・大山、5番・サンズと開幕から春に用いていた並びで挑んだ。しかし、得点は六回にサンズが放った16号ソロのみ。大山も1本ヒットは記録したが、サンズの本塁打の前には併殺打に倒れるなど、効果的な攻撃はできなかった。

 大山の4番復帰について矢野監督は、「状態も上がりつつあると思うけど、全体的な並びとか流れとしてはやっぱりあの打順が一番良いなというのはあるし、後半に入るところでね、そういうきっかけをつかめたらいいなというところで、そうしました」と説明した。

 相手先発のメルセデスを攻略できなかったことには、「うーん、印象はそんなに(前回対戦と)変わりないけどね。立ち上がり4点上げてしまったというところで、どんどんテンポの良い投手なんで。そういうペースに持っていかれてしまったし。もちろんそれだけを理由に打者陣が点を取れなかったのは良くないけど、状態的にはうん、向こうも飛ばして来ているという印象はあったね」と振り返った。

 なお、途中交代した佐藤輝について、負傷の可能性を問われると「いや、全然、全然」と応じた。

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