阪神・佐藤輝スタメン落ち 矢野監督「ベンチから見ることで違うものが出てくれたら」
「広島7-1阪神」(2日、マツダスタジアム)
阪神は打線を大幅に組み替えて臨んだが、連敗を喫した。サンズ、ドラフト1位・佐藤輝(近大)、同6位・中野(三菱自動車岡崎)を外し、緊急昇格したロハス、マルテ、大山がクリーンアップを組む新打線。序盤に大量失点する中、広島の先発・玉村の前に再三走者を出しながら、つながりを欠いた。
矢野監督は打順組み替えの意図を問われ「変えてすぐうまくいけばいいけど。疲れもあるし、これから先のことを考えてもいろんなパターンというか、そういうものも考えながら、やったことなんで」と明かした。
佐藤輝は4月4日の中日戦(京セラドーム大阪)以来の今季2度目のスタメン落ち。九回に代打で出場して,遊ゴロに倒れた。
矢野監督は「まあ状態も最近、良くなかったし、1年間、プロでやるのも初めてやから。そういう中で疲れてくるのも当たり前やし、それは拓夢もそうやし。その大変さを感じながら本人たちもやっていると思うし。その中でいったんベンチから試合見るとか、離れて見るということで、違うものが出てくれたらなというところで外しました」と話した。
この結果、降雨中止だった2位・巨人とのゲーム差は、4月29日以来の1・5。だが、3日に阪神が敗れ、巨人が勝てば、阪神は勝率・6056、巨人が同・6060となり、首位が入れ替わる。