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【狩野恵輔氏の眼】阪神ドラ1佐藤輝は配球を読んで打っている

 「阪神7-3広島」(2日、甲子園球場)

 阪神ドラフト1位・佐藤輝の満塁ホームランは、これまでの2打席で打ちあぐねていたチェンジアップを仕留めた。本人の談話でサンズからアドバイスをもらったというコメントがあり、それをすぐ実践できるのもすごいが、打席でのしぐさを見るとチェンジアップにヤマを張っていると感じた。

 直前にカウント2-1から136キロのツーシームに空振りしたシーンがあったが、やや遅れ気味のスイングだった。この時点でチェンジアップを待っていると感じさせた。開幕当初の「何でも振る」というイメージとは違い、最近は本人が対戦を重ねていく中で考えて、しっかりと狙い球を絞って打席に立っている印象がある。

 第4打席でコルニエルから放った左前適時打も、3球目のスプリットをファウルしたときに、直球狙いで変化球に対応したようなスイングだった。最終的に内寄りの159キロを左前に運んだ佐藤輝。このように配球を読んできっちり仕留められると、相手バッテリーからすれば厳しい。

 投げるボールの選択肢が限られてくるだけに、他の打者以上に神経を使わざるを得ない。苦しんでいたインサイドにも手を出さなくなり、相手の想像を超えるスピードで佐藤輝が進化していると感じさせた打席内容だった。

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