広島・新井監督謝罪「ご迷惑ををおかけして申し訳ない」 矢野&前川が家宅捜索 騒動の中、31日から後半戦 ゆとり起用で猛暑乗り切る
広島の新井貴浩監督(49)が30日、矢野雅哉内野手(27)と前川誠太内野手(23)が広島県警から家宅捜索を受けたことについて謝罪した。マツダスタジアムで行われた全体練習後に取材対応した。31日の中日戦(マツダ)から始まる後半戦に向けて、指揮官は投手陣の疲労分散構想を明かし、勝負の夏場を乗り切る構えを見せた。
後半戦を前に、選手が懸命に汗を流した後だった。球団は矢野と前川が広島県警の家宅捜索を受けたと発表。一報を受け、新井監督はマツダスタジアムの一角で取材に応じ「後半戦が始まるというタイミングで、またこのような形で皆さんにご迷惑をおかけして申し訳ない」と硬い表情で謝罪の言葉を述べた。
前半戦を35勝50敗4分けで終えた。借金15ながら、3位・ヤクルトとのゲーム差は6だ。巻き返しを目指し、チーム一丸とならなければいけない状況で動揺が広がった。
それでも戦いには向かわなければならない。シーズンは残り54試合。8月は26試合中23試合が屋外球場で開催される。猛暑が牙をむく夏場の戦いを、指揮官は投手陣の疲労分散で乗り切る構え。「投手がすごく疲弊していくと思う。勝ちにいく大前提がある中で、なるべく偏りがないように柔軟に起用していきたい」と、一人一人にかかる負担を抑えながら勝利を目指す構想を明かした。
先発陣ではメンバーを固定し、中6日で回すことにこだわらず登板間隔を空けながら送り出す。右足の捻挫で離脱中の玉村は8月に実戦復帰予定。再調整中の森下は31日のファーム・阪神戦で抹消後初めて実戦登板する。さらに大瀬良らも控える。ゆとりを持ってローテーションを組むことで、フレッシュな状態で腕を振ることが可能となる。
中継ぎ陣も同様だ。ハーンが右腹斜筋損傷で離脱後、勝ちパターンには高や遠藤が起用されてきた。接戦が続けば特定の選手に負担が集中する。「疲労を分散できるような形を頭に置いてやっていきたい。例えば1点ビハインドの時に大抜てきをしてみるとか。思い切って起用していかないといけない」。
右股関節唇損傷でリハビリ中のターノックが8月に復帰予定。中継ぎ陣では鈴木や辻、菊地や赤木ら若鯉が出番を待つ。チームの勝利を最優先とした上で、これまでの枠にとらわれない起用でブルペンの層を厚くしながら乗り切っていく。
総力戦で戦う後半戦。チーム全員で、タフな夏を乗り切っていく。
