阪神 鬼門のバンテリンドームで連敗 28イニング連続適時打なし

 8回、併殺に倒れたサンズはユニフォームの襟元をかむ(撮影・田中太一)
 2回、根尾にタイムリーを打たれる青柳(撮影・飯室逸平)
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 「中日6-1阪神」(28日、バンテリンドーム)

 阪神は打線がつながらず、中日に連敗を喫した。4月24日・DeNA戦(甲子園)の六回から28イニング連続で適時打が出ていない。これで貯金は9となった。

 前夜に引き続き、打線が機能しない。先発・勝野の前に六回まで3安打無得点。2度の好機に虎の得点圏男・梅野が空振り三振に倒れる苦しい展開だ。

 ただ、七回2死から絶好機を演出する。梅野が中前打で出塁。さらに、木浪の代打・陽川が初球の変化球を捉え、中前に運ぶ。

 2死一、三塁となったところで、青柳に代打・糸井を選択。勝野はここで降板となった。マウンドには左腕・福。糸井は2球で追い込まれ、最後は遊ゴロに仕留められた。

 八回は1、2番の連打で無死一、三塁の好機を作ると、マルテが犠飛を放ち、1点を返す。さらに、続く大山が中前打でつないで、1死一、三塁と絶好の同点機を演出。ただ、4番手・又吉の前にサンズが遊ゴロ併殺打に倒れ、反撃とはならなかった。

 その裏、岩貞が代打・福田にソロ、ビシエドに3ランを浴びて力尽きた。先発・青柳は6回3安打2失点の力投も打線の援護に恵まれず、今季2敗目。これで阪神は中日に通算1001敗目となった。

 バンテリンドームは昨季も3勝9敗と鬼門の球場。今季も苦手イメージを払拭できず、痛い連敗となった。

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