阪神は広島・森下攻略へ打者の積極性喚起を 中田良弘氏が投手目線の視点

井上コーチ(左)と話をする矢野監督(撮影・田中太一)
 14日の阪神戦にスライド登板する広島・森下
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 13日の阪神-広島戦が雨天中止となり、広島は森下が14日にスライド登板で阪神打線に対する。阪神とすれば、3月30日の対戦で6回無得点と苦しめられた厄介なピッチャーだ。

 直球も一級品なのだが、効果的なカーブでその直球をさらに威力があるように見せられ、落ちる球も持つ。

 好投手攻略にはよく「狙い球を絞れ」と言われるが、すべての球種が素晴らしく、絞っても打てるかどうかは別問題となる。しかもそれが打者任せの場合はこれほどの好投手となると「どの球に絞ろうか」と迷いが出る。

 一つは、ベンチワークだろう。迷いを持つ打者は、どうしても消極的になる。走者が出た場合には、ヒットエンドランのサインを出すなどの工夫で、打者の積極性を喚起したい。

 さらに、そうしたサインがあるぞと森下が思ってくれれば、警戒感が増す。ウエストボールでも投げてくれれば、ボール一つでも有利になる。

 キーマンは近本。出塁すれば、一番嫌がられるバッターだ。となれば、わずかでも森下の投球リズムに影響を与えられる。

 連打、連打で大量点はまず無理な相手だけに、そうした“ミリ単位”で有利な条件を積み重ねて、1点勝負に持ち込みたい。

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