阪神・ドラ8石井大、開幕1軍確定的!初聖地で全集中!堂々、最終回をピシャリ

 「オープン戦、阪神9-3広島」(10日、甲子園球場)

 初めて上がる聖地のマウンドで、堂々たる投球を披露した。阪神のドラフト8位・石井大(四国ILp・高知)が九回に登板。広島打線を三者凡退に抑えた。これでキャンプ実戦から6試合連続で無失点。開幕1軍を確定的なものにした。

 いきなり訪れた主砲・鈴木誠との対戦にも動じない。「ぶれずにどんな打者であっても真っすぐで」と147キロ直球で右飛に打ち取った。続く代打・正随は“魔球”シンカーで遊飛に。最後は148キロの直球で、前日に2試合連発を放った新助っ人・クロンを空振り三振に斬った。

 甲子園初登板。「高校の時は無縁だと思っていたので、喜びを感じながら投げた」と感動を口にする。登板中は「集中しすぎて周りが見えていなかった」ものの、「投げ終わった後のお客さんの声、拍手は力をもらえる」と虎党の熱気を肌で感じた。

 特別な日を前にして誓いを新たにする。秋田出身の石井大は、中学1年生の時に東日本大震災を経験。その後、災害に強い家をつくりたいという思いから秋田高専に進学した。

 あれから10年-。「ちゃんと生きられていることを感謝しながら」。再び選んだ野球の道で、戦う理由を再確認した。勝利の方程式入りにも期待がかかる右腕。本拠地で確かな結果を残した。

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