阪神ドラ1佐藤輝 先制V打!ドラ1対決よりも…ヤクルト・村上にくぎ付け

 6回、一塁上で言葉を交わす佐藤輝(左)とヤクルト・村上
 1回、適時二塁打を放つ佐藤輝
 1回、大山(奥)の前で先制タイムリー二塁打を放つ佐藤輝
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 「練習試合、ヤクルト3-4阪神」(2月28日、ANA BALL PARK浦添)

 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=がヤクルトの同1位・木沢(慶大)との“再戦”で決勝点となる先制適時打をマークした。だが打った本人は「まあ普通のフライだったので…」と納得していない。

 初回1死一塁。木沢の初球、151キロ直球を強振した。左翼方向に上がる打球を確認した佐藤輝は悔しげな表情だったが…左翼・中山が目測を誤り、一度は前進するも慌てて後退。結果的に、その頭上を越えるラッキーヒットとなった。

 19年3月8日の慶大とのオープン戦以来となる木沢との対決。当時は右前打と左翼線二塁打を放つなど、佐藤輝に軍配が上がった。今回の直接対決は2打数1安打。「ちょっと荒れていましたけど、力強い」と打席の中で球威を感じたという。

 村上の打撃にもくぎ付けとなった。「追い込まれてから逆方向にいいファウルを打って、ちょっと甘めにきたらしっかりヒットにしていた。それは身になるかな」。3安打を放った同じ左打ちで1学年下の主砲の技術にうなずくばかりだった。

 試合前には外野ノック中に足を痛める場面もあったが、試合では問題なし。「しっかり強く振ってというのが自分の持ち味。それを貫いていきたい」。豪快なフルスイングを貫き、ここからさらに大暴れしていく。

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